ボルボ編

ガソリン・リターンホースの交換

2017年10月

ボルボにガソリンを満タンにしてガレージに停めていると、翌日、ガレージを開けた時にガソリンの匂いが強くするようになった。

これは満タンになっている時だけで、ガソリンが減ってくると、臭いはしなくなる。

ボルボ850では良くある症状で、原因は2つが考えられる。

一つは、ヒューエルポンプユニットからの漏れ。
もう一つは、ガソリンタンクの上部に位置している、リターンホースからの漏れ。

症状が出てから、2か月程ほったらかしにしておいたが、乾燥する時期になると静電気などで、ガレージ内に気化したガソリンに引火しないとも限らない為、今回、原因を突き止めて修理することにした。

修理は、ユニットならトランク内から作業が出来るが、リターンホースならガソリンタンク上部に位置している為、ガソリンタンクを下さないと作業できない!
タンクを下すことも考慮して、ガソリンをエンプティー近くまで使い切った!


まずは、ヒューエルポンプユニットからの漏れがあるかを確認する為、トランク内のインナーをはぐる。





ここにヒューエルポンプユニットがハマっている。





手前がポンプユニットだが、手が入りやすい様に、奥側もナットを外す。
 




ユニットが見える。





ユニットの黄色い⇒部分にガソリンが付いた痕はない。
と言う事は、ヒューエルポンプユニットからの漏れはないと言う事になる!

黒い⇒部分のホースにはガソリンが漏れた痕が・・・
リターンホースからのガソリン漏れの可能性が高い!




ガソリンタンクを見ると、タンク上部からガソリン漏れの痕が・・・。





ガソリンタンクはスチールベルトにネジ3本でとまっている。
タンクを全部下すのは大変なので、手前側のネジ2本を外してタンクを半下しにして隙間をつくってホースを換える事にした。
 




タンク下に受け台を置いて、半下しにする。





隙間から、ヒューエルユニットとリターンホースが見える。





上から見た画像。 ガソリンタンクが下がったので、この隙間からホース交換にチャレンジする。





ほんの僅かな隙間なので手が入りにくいが、何とかホースを外す事が出来た!





外したリターンホースを点検すると、亀裂が・・・! やはり、これがガソリン漏れの原因か!
 




新品のホースに交換して作業終了。
この後、ガソリンを満タンにしたので、一晩ガレージに停めて、ガソリン臭くなるか点検。





翌日、ガレージ内にガソリンが気化した臭いが充満しているかどうか、臭いを嗅いでみたが、全く臭いがしていなかった!

無事、ガソリン漏れ修理ができました!



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