ボルボ編

VOLVO ブレンボキャリパー&ローター
私がどうしても納得出来ない点がボルボのブレーキだ。
リアキャリパーのピストンは対向ツーポットなのに対し、フロントキャリパーピストンはなぜ片押しワンポットなのか!?
その疑問をディーラーにぶつけてみたら、担当者も「何故でしょう!?」と笑いながら言っていた!

ボルボユーザーの殆んどが筆者と同じようにブレーキに不満を持っているようだが、ユーザーの声がメーカーには届いていないのか!?
それとも、ボルボは雪の多いスウェーデンと言う北欧の国の車なので、雪国ではブレーキが効き過ぎないように初めから設計されているのか!?

100キロ位からのブレ-キングでは制動力も問題無い。 しかし、速度が200キロオーバーになると制動距離がかなり伸びる! 急ブレーキを踏んでもこの速度だとハッキリ言って止まらない。 危険である。 メーカーはこの速度でのブレーキングなどは想定してなく、必要無いと思っているのかもしれないが、マージンが高い方が全てにおいて安全である。

常に思うがメーカーが純正で装着してくる物は、町乗りや普通に走る分にはまったく問題ないと思う。しかし、多くのユーザーがアフターパーツ市場からいろんなパーツを購入するのは、やはり純正では満足できないユーザーも数多く存在していると言う事だ。 筆者もその一人である。


新型車のV70のフロントブレーキローターは、たしか300ミリあり850は280ミリだったように記憶している。
V70のローターを移植できないかと調べたら、ブラケットをV70用に換えればキャリパーはそのまま使用できるようである。であるならば、実行しない手は無い!
直にV70用のローターにスワップを試みた。

1枚目の画像は、V70用の300ミリローターを装着した写真である。

結果は良好で、ローター径が20ミリ大きくなっただけでもストッピングパワーの違いはハッキリと現れる。
高速道路で多少スピードを上げても安心してブレーキを掛けれそうである。
2ヶ月位、この状態で乗っていたのだが、どうしてもフロントブレーキが片押し1ポットと言うのが納得できないでいた。

そんな矢先に念願かなってフロント用ブレンボ4ポットキャリパー&320ミリドリルドローターを手に入れる事が出来た。
パッドは前後にDELPHI Lockheed SHP(デルファイ・ロッキード SHP)を入れてみた。 このパッドは、準サーキット用パッドなのでダストが凄い! すぐにホイルが真っ黒になってしまう!
低速でのブレーキング等では鳴きもこれまた凄く、キーキー鳴ってうるさい!
ガレージに車を入れる時など、ご近所様が白い目で見ているのがよく分かる!
きっと、整備不良車とでも思っているのであろう。

ブレンボ装着後、簡単なブレーキテストを試みたが、効き具合に関しては、ストッピングパワーがノーマル比の3倍以上になったように感じられる。
キャリパーだけの効果ではなく、パッドもストッピングパワーにはかなり貢献しているものと思われる。

ボルボを使う頻度は妻のほうが断然多いく、ヘタクソなくせにけっこう飛ばし屋さんなので、これでひとまず安心か!?

まだ、高速道路ではテストをしていないが、おそらく、高速道路でも安心してアクセルを開ける事が出来るようになったはずである。




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