W124 300E編

ただより高い物は無い! とはこの事か

もらってきたW124が壊れ始めた!

まず最初にATの調子が悪くなった! 3速からシフトアップしなくなってしまった!
この124は91年型の16年選手なのだ。
前のオーナーは、一度も
ATオイルの交換などしたことは無いはずだ!
筆者が乗るようになってから、わずか1ヶ月でATOHをすることになってしまった!


次に、水温が高めなのでラジエターのクーラント交換を行い、その一週間後にラジエター上部(アッパーホースを繋ぐ箇所)からクーラントが漏れ出し、外してみるとこの上部のプラスチックが割れていた!
年式的にラジエターも交換時期に来ているのでやむを得ず新品と交換をした。

このとき工場から連絡があって、ウォーターポンプからも液が漏れていて、ラジエターと一緒に交換が必要と言われてしまった。
また、サーモスタットハウジングからもクーラントの滲みがあり、これも新品に交換。


更に、
W124のオイル漏れの定番である、コの字シールからオイルが漏れ出していて、またこれが結構な量が漏れているので、コの字シールの交換を行った。
コの字シールの交換は、DIYで交換を行人もいるが筆者にそんな技術は無い。
プロに任せたほうが安全だ。


更に更に、124が筆者宅に来る一番の原因になった、オイルパンからのオイル漏れがまた始まった!
点検の為に工場に預けたが、翌日に工場から電話があった。

「液体ガスケットをオイルパンの周りに塗って漏れを止めていたようだが、こんな直し方じゃダメです! しっかり直さないとまた漏れ出しますよ!」と言う内容の電話だった。
前回、青森の修理工場で行ったオイル漏れ修理は、なんだったんだ!
腹がたったが、良く考えると「急ぎなので、とりあえずオイル漏れを止めてくれ!」と言った記憶がある。
あの工場は、筆者の依頼に対して忠実に従っただけなのだろう!
これも仕方ないか!


更に更に更に、ブレーキが片効きしているようで、高速道路でのブレーキングで右側におもいっきりハンドルがとられる!

これは危険なので直ぐにブレーキのOHを行った!


細かなところまで言うと、ホイル・ホース類・ランプ類・水温センサー・オイルプレッシャースイッチ・電動パワーシートのスイッチなど、など、など、など、修理箇所はその他十数か所に及ぶ! もう覚えてられない!


まあ、これだけ直したので124も機嫌が良くなったみたいで、その後しばらくは元気良く走ってくれていたが、ある朝、山手通りの富ヶ谷の交差点近くで突然エンジンが止まってしまい、セルも回らない状態になった!

よりによって、朝のラッシュ時間に富ヶ谷とは…。
当然ながら後ろのほうで渋滞が始まり、
JAFが来るまで1時間くらい他のドライバーから白い目で睨まれるはめになってしまった!
原因は、オルタネータの発電不足であった。 もうこうなったら怖いものは無い! 何でもありだ! 直ぐに新品オルタと交換することにした。

R129
V12に比べ、V6W124はエンジンルームに隙間が沢山あり、オルタも上から見ることができる。
オルタの交換くらいなら、工場に頼む必要は無く自分で交換できる。早速ガレージで交換作業を行った。
交換するにはファンベルトを外さなくてはならないので、ベルトテンショナーで緩める作業をしていたのだが、このときにテンショナーのアジャスターをへし折ってしまった!
おかげでベルトテンショナーまで新品に交換しなければならなくなった!
踏んだりけったりだ!
124も隙間があるようでも、テンショナーの交換となると結構な作業になる。
ファンカバーを外し、ファンの羽 クーリングプーリー パワーステアリングプーリー   冷却ファンプーリーなど全て外して、交換取り付けで8時間もかかってしまった!
寒いは腰は痛いは・・・、慣れない作業なのでかなり時間をとってしまったが、一度やれば要領が多少なりとも分かっているので、次回は時間を短縮できるだろう。
でも、こう機会はないと思うけどね!


その他、現在かかえているトラブル予備軍は、エバボ・デフなど、まだ大物が控えている!

中古で数十万円で買える車両ではあるが、筆者が投入した金額は、程度の良い中後期型の走行距離が少ない124を裕に買える金額だ!

ここまで手を入れると、もう手放せない!
「毒を喰らわば皿までも!」と言う気持ちで付き合っていくしかないな!









































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