ボルボ編 |
ブレーキフルード交換 |
VOLVOのブレーキフルードの交換を行った。
深夜、VOLVOで湾岸を走っていたら、後方からレガシーがかなりの勢いで近づいてきた。 背後に張り付いてきて、一緒に遊ぼうと誘っている! お楽しみの時間の始まりだ!
2台で全開&フルブレーキを繰り返しながら走る事約10分・・・前方の一般車が車線を変更してきたのでフルブレーキをかけた! 全開走行の時にはお決まりの光景だ! だが、いつもなら問題なく止まれる距離なのだが止まらない! ブレーキペダルを踏む感覚が、「フニャ!」というゴムでも踏んでいるかのような感じで、前方の車のテールがどんどん近づいてくる! ペーパーロックだ! とっさに路肩に逃げて事無きを得たのだが、かなりビビッた! 心臓がバクバクして、この時の筆者の血圧は間違いなく200を超えていたと思う! レガシーのテールがどんどん小さくなっていくが、もう追いかけるどころではない! フェードなら、ブレーキパッドを少しクールダウンしてやれば、直ぐに制動力は回復するのだが、ペーパーロックだと少しくらいのクールダウンでは制動力は回復しない! ペーパーロックとは・・・ ローターやパッドの熱がブレーキフルードに伝わり、フルードが沸騰して、そこに気泡が発生してしまう。その為、ブレーキペダルを踏んでもこの気泡をつぶしている状態になってしまい、キャリパーのピストンがパッドを押さえなくなってしまう状態の事。 フェードとは・・・ ブレーキパッドが高温になり、パッドとローターの摩擦係数が小さくなってしまい、制動力が低下してしまう事。 考えてみたら、VOLVOのフルード交換は1年以上行っていない! 前回交換したのがいつであったかも覚えていない! しかも、フルードにはDot5を入れていたのだ。
Dot5は、沸点は高いのだが吸湿性も高い! 長期間使用していると、徐々にフルードが水分を吸収してしまう! 水の沸点は100℃なので、フルード自身の沸点も下ってきてしまう。 こまめに交換をしないのであれば、Dot4くらいにしておけばよかった。 という事で、早速フルード交換をすることにした。 今回はMOTULのDot4規格のRBF600を入れてみることにした。
フルードの交換作業は今まで何回も行っているのだが、交換作業は一人がブレーキを踏む係りと、もう一人はブリーダーバルブの開閉係りに分かれて二人で行ってきた。 しかし、今回は一人で交換作業を行うために、こんな武器を購入した。 電動エアポンプに接続して、エアの負圧によってフルードを吸い込むブレーキフルードブリーダーだ。
しかし、フルードを吸い込む一方で、フルードタンクにブレーキフルードがなくなってしまうとエアが入ってしまう。 そこで、タンクにフルードを補充する補充ボトルも購入した。
はたして、エアをかまずにちゃんとブレーキフルードを交換できるのだろうか! 結果は、とっても簡単で問題なく全量交換を終える事ができた。 手順は、フルードタンクに補充ボトルをセットして、フルードブリーダーを電動エアポンプに接続してスイッチON、そしてブリーダーバルブを緩める。 以上、単純な作業だ。 これを4箇所行えば良い。 こんなに簡単にフルード交換が出来るのであれば、Dot5を入れてもこまめに交換作業を行える。 最後は、買い置きをしておいたパッドに(ENDLESSのTYPE CC-X)交換をして作業終了となった。 これで明日からまたブレーキにストレスと感じずにアクセルを開けることが出来る。 さあ、レガシーを探しに行かなくちゃ!
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