軽井沢ツーリング
7月13日(日)
参加者:タッキ−・Roger・紅男・デイトナ・ミッキー・けん・rauru・waka・maki・Tama・うるマン・nesta・miya・toshi・かおり・Mr.T

本日のツーリングの目的地は軽井沢だ。
今回のツーリングには、某雑誌社が取材同行をする事になっている。
AM7時に関越の三芳PAに集合し、軽井沢まで約500キロを走る。
何で軽井沢まで500キロもあるのかと言うと、コース設定を関越〜北陸〜上信越と言うコースにしたからである。
長距離ツーリングの始まりだ!

ナビシートに同伴者を乗せて行く人にとっては、軽井沢で時間があったら買い物でもする目的もあろうが、筆者は軽井沢で何をするかと言えば昼食をとる以外何もする事はない。
家族でも連れて行けば話は別だが、筆者のSL Lifeは一人旅と決っている。
別にナビシートに人を乗せないのを信条としている訳ではないが、乗せる人がいないだけである。(汗)
筆者には毎回のツーリングはSLを走らせる事が目的であり、それ以外は目的に無い・・・!(強がり!)
これ以上書いても寂しくなるだけなので、この辺でやめておこう。

さて、7時に集合し赤城高原SAまでひとっ走りだ!
筆者が先頭を走り、全車を引っ張ること数十分、高崎JCTの手前辺りだったであろうか!?筆者の目前に白のR230が現われた!
しかも、この230はMKBのエンブレムとエアロを纏っている!!
筆者は今までにR230SL55に走行中何度か遭遇した事はあるが、皆アクセルを踏まないSL55だった。もしかしたら、エンブレムチューンだけだったのか…!?
今回はMKBだ!本物ならSL55KかSL62Rのどちらかであろう!日本には2台か3台しか無いと思う代物だ!

しかし、今回もどうせすぐに左に除けるだろうと思い後ろを突っつくように走ると、いきなりマフラーから煙を吐きながら加速しだした!加速前の速度は○40〜○50キロくらいだったと思う。
筆者もそれに続くが、一瞬離される! あの加速から見て、どうやらエンブレムチューンだけではなさそうだ! MKBでなかったとしても、少なくともR230AMG・SL55以上の代物だと思う!

速度メーターの針が◎30キロを超えてきたあたりでMKBの後ろにピッタリと張り付く! T号はまだこれからどんどん加速して行く状態だ!
ゆるい左コーナーに差し掛かった時にアウト側車線からMKBを一気に抜き去り、更にそのまま加速をして行くと、戦意を喪失したのか、MKBが付いてこない! ルームミラーで確認をしたら、AMG7.0V12のmiya号が同じように抜き去ってT号の後を追って来た!
更にその後方では紅号がMKBにアタックを仕掛けている!!
白のMKBも頑張ってはいるが、Loversのメンバー達は◎50キロ以上で走る人達だ! この速度域に慣れていなければ、MKBにどんなにパワーがあろうともメンバーの前を走り続ける事は不可能である。

筆者は紅号がMKBにアタックを始めた時しか見ていないが、後で聞いた話によると、次から次とLoversのメンバーに抜き去られてしまったらしい!
右へ左へ車線を変えながら頑張って走っていたMKBだったが、さぞかし無念だったと思う。
この速度で数十分巡行状態になれば、超高速ツーリングに慣れていないドライバーだったら、いくらパワーがあろうとも疲れきってしまい、結局は道を譲る事になる!
この230のオーナーは、きっと「今度はもっと速くなってR129を蹴散らす!」と固い決心をしたに違いない。

MKBをミラーから消し、快調に走るT号の背後に1台のR129が迫る!
筆者の脅威はMKBでは無く、miya号だった事に気付いた! ◎00kmまでの加速は、miya号の方が良いように感じられた! それ以上の速度域になってくると、T号が少しずつ離していく事が出来そうである。
だが、それは足の違いから離すことが出来るもので、エンジンそのものはmiya号の方がパワーがでているかもしれない!

MKBとお別れした後、突然雨が降り出してきた! 筆者はハードトップで走行しているが、他のメンバーは殆んどがオープン走行だ!
しかも、雨足はかなり激しくなって来た!路面は完全ウェット状態で、所々に川が出来ている状態だ!
先頭を走っていた筆者が危険かな!?と思いスピードダウンをして、無線でスローダウンしようとメンバーに呼びかけるが、紅号から「冗談じゃない!速く走ってくれ〜!」と悲鳴にも似た叫び声が返って来た!
ソフトトップ状態にする為に全車休憩地点である赤城高原SAに入る。だが、雨はまもなく上がっていった。

暫しの休憩後、次の休憩地点に向けて出発するが、まもなくT号の無線の状態が悪くなる。原因は、アンテナが風圧で倒れてしまった為だ。
応急処置をする為に途中のPAに紅号と入り、紅号の予備アンテナを借りる事にした。
直ぐにPAを後にして、本体を追うが、さーっ!これから約11キロに及ぶ長―い関越トンネルに突入する! 紅号はここで兼ねてからの希望であるV8 5LでV12 7.2Lをぶち抜く夢を実現させるつもりらしい! 無線を通さなくても彼の鼻息が聞こえてきそうだ!

だが、関越トンネルの中もこの時間帯だと当然の事ながら通行量は多い。
T号にとってはこれを味方につけない手は無い!
長年走っている老練のテクニック!?で11キロを紅号と200メートル以上の差を保ちながら前を走り続ける事が出来た! しめしめっ、である! フフフッ!
「そう簡単に思いを遂げる事が出来ないから、楽しみが増えるのだよ、紅さん!(笑)」

越後湯沢SAでToshiさんとミッキーさんが合流して、米山PAまで全員で走る。
ここで、いったん集合写真を撮り、その後一列に並んで本線を走行する。
ここでも写真を撮り、次の休憩地点へ向うが、けん号のタイヤにトラブルが発生したようだ! なんでも、縦揺れが激しく、まともに走れないそうである! 横揺れなら経験はあるが、縦揺れってのは筆者は初めて聞いた!
原因を突き止める為にタッキー氏がけん号をドライブしてPAからPAまでの一区間だけを走行した結果、タイヤ内部のトレッドベルトが切れてタンコブが出来ているようだ! 実際にタイヤ交換を行ってみたら、これでは縦揺れも当然と思うような物凄いタンコブが出来ていた!

タイヤ交換後、一路今回の目的地である軽井沢まで走ったが、軽井沢で全車高速を降りるはずが、1台だけ居ない! rauru号だ! 彼は本当に良く道に迷う! 滅茶苦茶な方向音痴のようだ! 筆者も方向音痴大会があれば誰にも負けない自身はあったが、彼には勝てないと悟った!

昼食予定のレストランで、デイトナ氏とカオリンがおり、全員とここで最終合流となった! そして、昼食と歓談! 買い物に行くメンバーも居ればレストランで出発の時間までゆっくり過ごすメンバーもいる。各自が思い思いに行動して、夕刻、岐路につく。

軽井沢を後にすると、高速道路では雨が激しく降っている!
前を走る車のウォータースクリーンが立ち上がって、前が良く見えない!
筆者は雨は苦手である! ハイドロ現象のトラウマから立ち直っていない! 多分、一生立ち直る事は無いと思う。
だが、今回のツーリングに参加したメンバー全員が事故も無く、無事に最後までツーリングを楽しんで帰る事が出来て本当に良かった。



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