2007年9月某日
福島の鮫川村にBBQツーリングに出かけてきた。
朝8時に常磐道の守谷SAに集合だ。
友部SA・関本PAでそれぞれ一時休憩を行いながら一路いわき勿来IC目指して突っ走る!
そう、Loversには、ただひたすら突っ走ると言う表現がピッタリだ!
まだまだ残暑がきつく、全開後のエンジンには厳しい。
エンジン熱の放出の為のお決まりの光景だ!
友部SA
友部SAまでは、交通量も多くそれなりの速度でしか走れなかったが、友部を過ぎると充分Lovers走行を楽しみながら走る事ができた!
友部SAから先は、先頭は筆者が走り、その後に紅号・Tommy号が続き、関本PAまでの約75キロを先頭3台はほぼ全開走行をしながら走りきる!
関本PAでの一こまだが、1台足りない! Tommy号が居ない!
ミーティング時に次は関本で休憩と言っていたのだが、勢い余って関本PAで止まらずそのまま皆より先にいわき勿来ICに行ってしまった!
ここでもお決まりの光景!
関本PA
筆者のT号とTommy号には、スピードリミッターがついているが、紅号のリミッターはカットしてある。
今回、Tommy号に筆者の直後を走ってもらい、数ヶ月前のT号の加速と現在の加速状況の違いを見比べてみる!
前回は、200k位までは加速状況に大きな差は無かった。
だが今回はTommy号を完全に引き離す事が出来た! T号のほうが加速の伸びがある!
特に180kを超えるとその差は顕著にあらわれる!
更に、220kを超えるとアクセルが軽くなったように、もう一段階加速して行く!
T号にはHWAのハイカムが入っているのだが、まさにカムに乗ったと言う感じだ!
この加速は今までには無い軽がるとした加速状態だ!
T号は、先日のMidnightでASRが点灯し片バンク(6気筒)走行になってしまい、スロットルアクチュエーターの交換(アクチュエーター左右で、約80万円ほどする! しかも、国内在庫無しの状態!)が必要かもしれないと心配したのだが、今回はこのASR点灯の原因をシッカリとつきとめ、万全の体制で参加しているのだ!
なんでASRが点灯したのかと言うと、簡単に言えばスロットルのリンクのネジが外れて、スロットルバルブがオフにならず、半開きの状態になっていたからだ!
今までも半開きとは行かないまでも、おそらくこれに近い状態で走っていたものと思われる!
たったネジ1本なのだが、そのネジを完全に閉めて完調に戻すことによって、V12
AMG7.2の本来のポテンシャルを発揮する事が出来る!
足回りに関しても多少の不満はあるのだが、ゆうに2tを超えるSLの車重を支えながら高速コーナーからワインディングまで、V8軍団とほぼ同じ状態で走りきる事が出来る。
そこに本来のパワーとトルクが備われば、そのマイナス面の車重を差し引いたとしても十二分に楽しめる走りが出来る!
しかし、この胸のすくような加速を取り戻した反面、リミッター作動まであっと言う間に到達してしまうので、ものすごく物足りなく思えてしまう!
220kから気持ち良く加速しているのに、その気持ち良さを感じていられるのはリミッター作動までの僅か数秒間である!
Tommy号は、UBTのスペックΩのショックとスプリングを装着しての参加だ。
しかし、フロントの車高が下りすぎていて、バンプするとフロントタイヤがフェンダーに当たってしまうようだ!
この状態では、超高速コーナーは命がけになってしまう!
案の定、リミッターがあたる速度域でのコーナリングでは、ルームミラーに写るTommy号がみるみる小さくなっていく。
交通量が少なくなり、全開状態でのコーナリングになると、そのTommy号とバトンタッチをしたかの如く、リミッターをカットしてある紅号がルームミラーに写りだす!
リミッターが無く、5速を持っている紅号に全開状態でアウトから抜かれてしまった!
T号はリミッター作動中で、胸のすくような加速状態から急激に「ガクッ」と勝手にブレーキをかけられたような状態だ。
そこを涼しそうな顔をして・・・いや、彼の事だからニヤニヤしながら、してやったり!!
と言う表情を浮かべながら抜かして行ったのだろう!
直後、前方を走る車がある為、紅号の速度が160k近くまで落ちる。
直ぐに加速で抜かし返してやった!
とりあえず、7.2の面目は保った形だが、リミッターを切れない7.2とは・・・!
7.2でフル加速を続ければ、リミッター速度域までは直ぐに到達してしまう!
なんとも中途半端な状態だ!
ほどなくして、いわき勿来ICに到着し、ここからは一般道で鮫川村のBBQ会場までワインディング走行の開始だ。
先日の台風9号の爪あとが生々しく、路面状況はお世辞にも良いとは言えない。
所々に枯れ枝が落ちていたり、路上に砂や泥が出ている場所が多い。
そんな悪条件下ではあったが、タッキー号の先導で一時間もしないで鮫川に到着した。
鮫川村 BBQ会場
会場の駐車場でTommy号を見ると、フロントフェンダーにタイヤがあたりフェンダーに傷が付いている!
ショックとスプリング交換によって、車高が低くなりすぎた事が原因だ。
また、フロントガラスにも傷が・・・重症ではないが2箇所ほどガラスに石が当たった後がある。
1個は筆者のT号からオミマイしたもので、もう1個は紅号からのプレゼントらしい!
この傷の画像は、T号がプレゼントしたものらしい!
更には、左後輪のエアが抜けている! パンクか!?
タイヤを外して点検するが、何かを踏んだ形跡は見受けられない。
先日は、鶴見翼橋上で左後輪がバーストしたばかりなのだが、今回は右側がパンク!?
本人は「RE050は信頼性に欠ける! 次回からは01Rに履き替える!」と言っているが、BRIDGESTONEのPOTENZA RE050に本当に問題があるのか!?
いや、そんな事はない! 筆者は以前から050を使い続けているが、050に問題を感じた事はない。
ひとまずスペアタイヤに交換をして、昼食後の午後のステージで白川ICから高速に乗るまでの区間で、タイヤショップを探して修理してみる事にした。
今日は、Tommyにとっては厄日だな!
さて、BBQの開始だ。
気の合う友人達との至福のひと時である。
前回のBBQツーリングの時もそうであったが、紅男に肉を焼かせると、ろくな事にならん!
一パック丸ごとの肉のかたまりを鉄板の上に投げつけるようにして焼き始める。
まだ多少肉が凍っていて、肉がくっついてかたまりになっている場合でも、おかまい無しにパックごと投げる!
パックの上下の肉は焼けるが、中のほうの肉は生のままだ! そのまま焼き続ければ、上と下の肉は焦げる。
だが、O型の血液を持っている紅男のザッパな性格では普通の事なのかもしれないが、A型の几帳面な筆者には驚愕の行為に映る!
そんな乱暴な焼き方では、BBQ用の肉になってくれた牛さんに申し訳ない。
今回は、几帳面そうなTommyに一枚一枚丁寧に肉を鉄板の上に広げてもらって、筆者がそれを更に丁寧に焼く。
間違いなく、この方が美味しくBBQを楽しめる。
焼肉のあとは、仕上げにお決まりの焼きそばだ。 この焼きそばの麺をほぐすのに水がなかったので、とりあえず代用として烏龍茶をかけて麺をほぐしたのだが、ザッパな紅男のくせに烏龍茶をかける行為は許せなかったみたいで、Tommyに水を汲んできてもらって麺をほぐし始めた!
この御仁、BBQで肉は一パックまるごと鉄板の上に投げつけるくせに、焼きそばは水をかけながら丁寧にほぐす、変なこだわりを持っている変わったオジサンだ!
お腹も満腹になり、赤鬼Bobはお昼寝タイムに入った!
良く食べて、良く飲んで、良く遊んで、良く寝る! そうすれば赤鬼になれる!
赤鬼の昼寝中にマフラーを爆音型に換えているバイクが現れて、駐車場近くで空吹かしをし始めた。
赤鬼の寝起きは悪い!
立ち上がって「うるせえ小僧だなー!」と怒ってバイクを睨みつけている!
バイクはその場を立ち去って行ったのだが、爆音Bob号のマフラー音のほうがよっぽどうるさい。
赤鬼は引き続き昼寝タイムに入っていったのだが、筆者は、こんなことわざを思い浮かべてしまった。
「蝶は自分が毛虫だった時の事を忘れてしまう!」
「赤鬼Bobは自分が爆音Bobだと言う事を忘れてしまう!」
・・いつも思うことなのだが・・・
赤鬼Bobのジーパンは、いつもボロボロに破けている!
金は沢山持っているのに何で破けたジーパンを穿き続けているのか!?
シャツはズボンの中! ジーパンは洗濯したて! 髪型は7:3に分ける! パンツと靴下は白! 等々・・・基本に忠実に生きて欲しい!(汗;)
想像すると少し怖いが・・・!
BBQも終わり、午後のステージの開始だ。
まずはタイヤショップを見つけなければならない。
結構な田舎町なので、直ぐに見つけることが出来るか心配だったが、意外と簡単にショップが見つかった。
Tommy号のタイヤを早速点検すると、パンクの原因はホイルのエアバルブからのエア漏れだったことが分かった。
やはりタイヤに問題があった訳ではないようだ。
飛ばす人は、高価な物ではないのでタイヤ交換時にはホイルのエアバルブも新品に交換したほうが良いだろう。
直ぐにそのショップでバルブ交換をしてもらい、Tommy号の戦線復帰となる!
IC前の給油所で全車ガソリン補給も完了し、白川ICから高速にのる。
高速道路は交通量が多く、全開できる状況からは程遠かったのだが、少しすくとプチ全開をしながらそれなりに楽しむことが出来た。
今回参加の車両を振り返り、同一車両なのだが、みんなそれなりの特性がある。
それはオーナーの乗り方や趣味によって、同じR129でも別の車に仕上がって行くと言う事だ!
紅号は、現在、絶好調!
足回りも出来上がっていて、安定した走りを醸し出す。
時々、ラインを間違えて袋小路に入るのが趣味らしい!
袋小路から脱出したら、また次の袋小路へ・・・。
他の車の動きを冷静沈着に予想を立てて、走行ラインを決めるのではなく、とりあえず突っ込んでから考えると言う事か! ここでもザッパな性格が出ている!
次回は、ロワアームブッシュとタイヤを新品に交換して参加して来るだろうから、更に走りに磨きがかかってくるかも。
タッキー号は、エンジンが少しお疲れ気味のようだが、本人の腕でエンジンのパワー不足をカバーしている。
現状だと、空いている高速よりも少し交通量があるくらいの高速のほうがタッキー走り(別名、忍者走り)が有効な状況だ。まるでポルシェの水平移動を見ているようだ!
ブラバス号は、最近、新たな新技を取得したみたいだ!
以前から潜水艦のように静に忍び寄って、いきなり現れるのを得意としていたのだが、今回は新たにワープ走行をマスターしたようだ!
スタートから先頭で十数分間の全開走行をしていて、後続をかなり引き離したな!と思っていても、遥か先のほうで涼しげな顔をしながらドライビングを続けている!
スタート時には後方に居たはずなのに、何でここに居るのか!? 時空を操る新技炸裂!
ナッシュ号は、V6 3.2の乗り方を少しずつ勉強中のようだ。
軽い車両にかなりの武装を施してあるので、V6の利点を生かした走り方をマスターしたら、SL LIFEは今以上に楽しくなるだろう!
車も人間も軽いのが一番だね!
赤鬼・爆音Bob、別名、弾除けBob
どこにいても、爆音で位置が分かってしまう。
その爆音で背後に迫られたら、思わず道を譲ってしまいたくなる。
爆音を奏でながら、弾除けをして走ってくれるのでBob号の後ろを走るのはとっても楽だ!
しかし、5速・V8 6Lでリミッターが無いBobとアクアや関越トンネルは走りたくない。
Tommy号は、現在UBTのΩのセッティングテスト中だ!
しかし、Ωに入れ替えたとたんにフロントの車高が下ってしまい、今回のツーリングではまともに走れなかったようだ!
次回には車高の調整と、もしかしたら、2度のタイヤトラブルでジンクスを重視してRE050からRE01Rに履き替えてくるかも・・・。
今回のツーリングで、プチチューンしたT号の加速チェック&テストを行うことが出来て、とても満足している。
次回のツーリングまでには、課題として残しておいたJMOスーパートルコンvsノーマルトルコンの立ち上がり加速チェックをしてみようと思う。
今回、筆者が自宅を出発してからの全走行距離は、トリップメーターで519キロになっていた。
次回は、年内最後のツーリングになるとは思うが、幹事のタッキーとの打ち合わせでは、もしかしたら1000キロ&1泊ツーリングのダブルタイトルで開催するかもしれない!
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