W124 300E編 |
チャコールキャニスターの交換 |
2017年10月 この300Eを手にしてから、チャコールキャニスターを交換した記憶が無い! 前オーナーは、この車を粗末に扱っていたので、交換する事は無いと思う。 また、筆者の手元にこの車が来たときには、走行距離は6万5千キロほどだったので、交換などしていない筈だ。 と言う事は、21万キロ無交換のままだった! 交換しようと思って1年ほど前から部品を手に入れていたが、燃料臭くもないし、ついつい後回しにしていた。 そもそも、チャコールキャニスターって、何の役目をしているのかと言えば、環境配慮ってとこですね! 簡単に言うと、ガソリンタンクから発生したガソリン蒸気を大気中に放出させないように、吸着する装置です。 中身は活性炭が詰まっています。 ガソリン蒸気を吸収し、その蒸気をインマニの負圧によって、燃焼室に送って燃焼させる、と言う役目をしています。 活性炭がダメになってくると、燃料臭くなったり、チェック弁が機能していないとキャニスターに詰まった燃料がエンジンに吸入され、不完全燃焼によるエンジン不調になるつながる恐れがある! 今回、バキュームホースの交換作業をしたので、一緒にチャコールキャニスターも交換作業をした。 チャコールキャニスターは、左フロントタイヤハウス内のこの辺にある。 インナーカバーのナットやボルトが見えるので、どんどん外していきましょう。 ナットは10mm ボルトは8mm。 めったにインナーを外す事は無いと思うので、この際だからこれもきれいにしておこう。 インナーを外すとキャニスターが見えました。 フェンダーの下を見ると、ゴミや砂や泥が固まった層が出来ていました!! 厚さおよそ10センチ!!! 26年分の汚れの層!?!? 掃除機で全部吸って、きれいにしました! キャニスターは、ここにハマっているだけなので、上にひょいと持ち上げれば簡単に抜けると思っていましたが、かなり固着していたので、太いドライバーを使ってテコの原理でキャニスターを下から持ち上げて抜き取りました! ホースバンドを外せば、ホースは直ぐに抜ける。 新旧のチャコールキャニスター。 新しいキャニスターには、ボディー側へ差し込むステーが側面と前面に2か所あるが、古いキャニスターには側面のみしかない。 差し込みは側面しか使用しないので、問題ない。 ボディー側。 ここにキャニスターを差し込むだけ。 ホースを元の位置にセットして、チャコールキャニスターの取り付け完了。 インナーを元に戻して終了。 今回は、バキュームホースとチャコールキャニスターの両方を一緒に交換した。 交換後にトルクが増えてアイドリングも安定している! 加速も良くなったのだが、バキュームホースだけの効果ではないかもしれない! もしかしたら、チャコールキャニスターもダメになっていて、エンジンが不完全燃焼をしていたのかもしれない! 一つずつ交換して、試運転をして様子を見れば良かったかな! そうすれば、どっちが作用して調子が良くなったか分かったのに・・・! 相乗効果って事もあるけどね! でも、おかげで、とても調子が良くなったのでうれしい! 目指せ、総走行距離30万キロ! |