W124 300E編 |
W124 300E ヘッドOH その1 |
【コの字パッキン】部分からのオイル漏れがひどくなってきた。
この部分からのオイル漏れは、W124の定番と言われている。
アンダーカバーはオイルでベトベトになっており、オイル交換のたびにオイルをふき取っていたが、ここ1年間はオイル漏れが更に酷くなり、1,000キロも走るとオイルチャージランプが点灯する!
1,000キロ毎にエンジンオイルを1.5〜2L近く継ぎ足しながら乗っていた!
5,000キロで10L近くを継ぎ足す計算になる!
当然ながら、オイル交換などするきになれない! と言うより、2,500キロ走行でエンジンオイルは全て入れ替わった計算になるので、わざわざ交換しなくても良いような…(汗;)
2年半くらい前にもオイル漏れの修理で、コの字パッキンの交換を行ったのだが、1年もしないで再発してしまった!
現在の状態は、それよりもっと酷いオイル漏れだ!
オイルパンやフロントスタビもオイルでベトベト!
エンジンの後ろのほうまでオイルが付いているが、エンジン本体やオイルパンなどからは漏れていないようで、ほぼ100%がコの字部分からのオイル漏れのようだ!
先日、エンジンをかけたらクーラントのチャージランプが点灯したので、クーラント液を補充したのだが、1日で再度チャージランプが点灯した!
ヒーターバルブの先のホース下側から漏れを発見!
これは直ぐに交換が必要だ。
どうせなら、上側のホースも劣化状態は同じと考えられるので、これも交換する事にした。
オイルも水も漏れまくりだ!
この際だから、漏れは全部修理して気持ちよく乗りたい。
と言うわけで、【コの字パッキン】も交換する事にした。
むむむ、・・・どうせなら、・・・思いきってヘッドOHを・・・
今思えば、この300Eには随分金をかけてきた!
もうこうなったら、「毒を喰らわば皿までも」という心境でヘッドOHを決意した!
う〜む、毎回のように皿を食べてるような気もする!
皿だけで腹がいっぱいになってしまった!
ヘッドOH・・・さてさて、どこの工場へ入院させようか!?
筆者は横浜の
だが、外車の修理工場ならどこでも良いというわけではない。
ショップや工場によっては、ヘッドOHの金額がひっくり返るほど高い店もある!
それと、なにより重要なのが経験値だ!
これがないと、以前のようにコの字パッキン交換後、1年もしないで再発してしまうからね!
コの字パッキンの交換だけではなく、組み上げの時に液体ガスケットもシッカリ塗布して、再発を防止してもらわないと・・・。
いろいろ調べた結果、この工場にお願いする事にした。
この工場は、メルセデスやBMW等、古い欧州車の修理をメインに営んでおり、部品がなかなか見つからなく、ディーラーでもあまり見てもらえなくなってしまった車などまで修理をしてくれる工場だ!
以前は世田谷に工場を出していたが、現在は、ここ都筑に移転してきた。
古い車から最近の車まで入庫中だ。
エンジンも数多く手がけている。
これは、社長が暇なときに趣味でレストアしているアルファロメオだ。
社長が一人で気ままにやってる工場なので、入庫は工場の空き状況次第だ!
また、修理完了期間も充分な時間が必要になる。
むやみに持ち込んでも断られる。
お客さんの殆どが、世田谷時代からの常連客やその常連さんの紹介客のようで、入庫中の車も品川ナンバーが多い!
良い仕事をしてくれて、何よりも値段がリーズナブルなところがありがたい!
この工場に決定した。
工場名や所在地は、ここでは伏せておく事にした。 と言うのも、現在、この工場でメンテをしている常連のお客さんや、その紹介客で結構手一杯な状況のようで、多くのお客さんに来てもらってもお断りする状況なのだそうだ!
ますます気に入った!
以前、筆者は別件でこの工場を訪れた事があるのだが、早速、工場の空き状況を見ながら、半分強引に予約をして入庫させた。
その際にも社長より、他の車と並行しながらの作業になるので、筆者の車にかかりっきりにはなれない状況の為、納期については余裕を見て欲しいと念を押された。
手馴れた手つきでドンドンとエンジン周りの部品が外されていく!
そして、ヘッドカバーが外された。
ヘッドカバーが外れて、問題のコの字部分が見えてきた!
よく見るとコの字パッキン部分には、漏れ止め用の液体シールが塗られている!
以前、修理した時にも液体シールを塗布していたようだが、それでも直ぐに再発してしまったということは、今回もまた漏れが再発してしまうのだろうか!?
コの字のゴムパッキンは、交換してから2年半なのでまだ硬くはなっていないようだ!
やはり、コの字は鬼門のようだ!
大量のカーボンやスラッジが出てきそうな予感!
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