W124 300E編 |
W124 300E ヘッドOH その3 |
今回交換する部品は、ヘッドカバー(カムカバー)パッキン ・ コの字パッキン ・ ヘッドガスケット ・ INテーク&EXマニガスケット ・ カムオイルシール ・ バルブステムシール ・ ヘッドボルト14本 ・ その他ヘッド周りのシール類全部が対象だ。
その他にも、色が茶色く変色したラジエターサブタンク+キャップ ・ クーラントレベルセンサーの交換
更にパワステオイル+フィルター もこの際だから交換した。
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ヘッドを外すとピストンが見える。
ピストンも洗浄
とてもきれいになりました。
ヘッドガスケットも交換
外した直後のロッカーアームとカムシャフト
これも丁寧な作業で洗浄。
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洗浄が全て終わって、組み上げました。
バルブ・燃焼室・ポート・ブロック・ピストン等々に大量に付着していたカーボンやスラッジ等の異物を完全に除去して、バルブも全て丁寧に擦り合わせを行って圧縮漏れを防ぎました。
この状態が ⇒ こんなにきれいに
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ヘッドを元に戻す取り付け作業の際には、ヘッドボルトを14本全部新品に交換して、旧ボルトは再利用しません。
ヘッドOHの際にはEXマニも外していたので、白く焼けていたEXマニを遊び心で塗装をしてみました。
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塗装が終わったEXマニを取り付けると・・・おおお! 何となくトルクやパワーが戻って速くなった予感が・・・
タペットカバーも塗装がはげてボロボロ状態だったので、塗装をすることにしました。
まずは、剥離剤を用いて古い塗装を全部きれいにおとします。
タペットカバーの裏側には、汚れたオイルがべっとりと付着していた。これも丁寧に洗浄しました。
タペットカバーの色は、おとなしく、明るいグレー色にしてみた。
塗装の際には、ベンツマークをマスキングして、ここは黒で塗りなおすことに・・・
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筆者は細かい作業が苦手なのねん! 近くで見ると円が微妙に震えている!(汗;)
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全ての作業が終了。
OH後、走行距離が100キロくらいまでは簡単な慣らしが必要なので、通常走行のみで全開はしていないのだが、まず最初に感じたのは出足の軽さだ! 今までと同じ速度域までのアクセル開度は、およそ70〜80%くらいで充分な状況だ。トルクが増したように感じる。 数日後、走行距離が100キロを越えたので、高速道路で少しだけ全開してみた。 速度100kからアクセルを床まで踏みつけると、3速へのキックダウンと同時に強い加速が始まった! とくに150kを越えたあたりから、更にエンジン回転が軽くなったように気持ちよく加速していき、速度メーターに目をおとすとメーターの針は200kを越えていた! その後、2回ほど全開を繰り返してみたが、エンジン回転の上がり方が今までとは違って確実に軽くなった! 製造後17年、走行距離13万キロ強(その約7割がお買い物車としてチョイ乗りに仕様)の車が、こんなに調子が良いと、ますます手放せなくなってくる! 今回は少し速めにオイル交換を行って、その後は足回りのリフレッシュに取り掛かろうと思う!
今回お世話になったC−AUTOの佐藤社長、大変お疲れ様でした。
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