2017年6月
SLには、エクスクルーシブの内装を移植してある。
何が違うかと言えば、本革が張られており、ステッチ入が入っているのが特徴だ。
まあ、高級感があるって事かな。
本革やステッチの様子がよく分からないので、エアバッグ部分のアップ画像
移植には、丸一日かかったが綺麗に移植が出来て、見慣れていたダッシュ周りが一新された!
だが、問題が一つある。
エアバッグが、前期型と後期型では形が違う!
赤の矢印のピン(10o)がエアバグの
黄色の矢印のトンネルに刺さって、ボディーにとめる構造だ。
問題は、助手席側のこの前期型エアバッグが、後期型のエクスクルーシブのエアバッグカバー内に、うまく取り付け
出来ないと言うことだ!
画像は前期型のエアバッグカバーだ。
前期型は、カバーの中身のウレタンが厚くなっている。
カバーの6ヶ所の穴にエアバッグ本体をネジ止めして、本体を上記画像のピンに刺して車両本体にとめる仕組みだ。
エクスクルーシブのエアバッグカバーに仮フィッティング。
ぴったり収まらずスカスカになってしまう。 6ヶ所のネジ止めの位置も違う!
矢印はエアバッグ本体のトンネル。 10mmのピンをこのトンネルに通して車両側に取り付ける。
こんなことぜずに、後期型のエアバッグを購入して取り付ければピッタリ付くのでは、と思うだろうが、前期型は配線が
2本で、後期型は配線が1本なので、無理に付けてもSRSの警告灯が点灯するだろう。
と言うわけで、このエクスクルーシブのエアバッグカバーを少し加工する必要が出てた。
いろいろチャレンジしてみたが、うまくいかない!
カバーがきれいに付かないと、本体を止めるピンの位置がズレてしまい、エアバッグが取り付け出来ない!
そんな時にケーワークスより電話が・・・
「今近くにいるので、少し立ち寄りたい」! と・・・
実は、
ケーワークスには、
R129 SLのハードトップと
W124 300Eの天井内張りの張替えをお願いした過去がある。
また、ボルボは革シートの補修と内装のクリーニングもお願いしたこともある。
今回は、ボルボのガラスコーティングをお願いする予定なので、「塗装の状態を見たい」と言う電話だった。
30分も経たないうちに、ケーワークスの2人が到着したので、エアバッグ移植作業を手伝ってもらうことになった!
しかも、この仕事で立ち寄ったわけではないので、料金はいらない! と言う!!
ありがたや、ありがたや・・・!
3人で、アーでもない!、コーでもない! と言いながら、半日も作業に拘束してしまった!(^^;
カバーのネジ穴とエアバッグのネジ穴が合わない!
(青い矢印) ズレている! カバーの穴を少しずつドリルで加工!
プロでも半日かかる加工を筆者一人で出来るわけがない!
一番苦労したのは、先ほどの10mmピンをこの穴から入れて、エアバッグ本体のトンネルを貫通して車両本体に
取り付ける事だ!
中が見れないので、手探りで何度もエアバッグ本体とカバーの取り付け位置の調整が必要だ!
車両側のステーの位置もミリ単位で何度もズラしながらの調整。 まさに根気との勝負だ!
ほぼ、この一つの作業に半日を費やしてしまった!
どこにある穴かと言うと、ココだ!
真下から見た画像。
ケーワークスのお二人の助けがあって、何とか無事に取り付ける事が出来た。
ありがたや、ありがたや・・・・、
ケーワークスさまさまだ!