R129 SL編

オルタネーター&シートコントロールユニットの交換
2019年12月


先日、3泊4日で友人と近場のツーリングに出かけたのだが、沼津で解散後、東名の御殿場付近でASRが突然点灯してしまった!
しかし、点灯はしても直ぐに消灯するので、パワーダウンは一瞬だけで、また普通に走れる状態。

その時は、「SLの足回りに何か不具合が起きてASRが点灯したのかも!」と思い、PAでショックやタイヤを点検したが問題は無かった!

釈然としないまま再び走り出すと、ASRが頻繁に点灯したり消灯したりを繰り返す!
速度を落としていつ止まっても良いように左側車線を走行。

ついにエンジン停止と同時にバッテリーランプが点灯!
ナビゲーションやドラレコが暗くなって消えてしまう!

バッテリーだ!!!

SLには予備電源を積んでいるので、そちらに切り替えて何とか自宅ガレージに到着!

SLのバッテリーはODYSSEYのLB1700を使用しているが、まだ4年くらいだ!



前回は6年もった! 



少し寿命が早いかとも思ったが、予備用にガレージに保管してあった同じくODYSSEYの新品34-PC1500に交換。
交換後のエンジン停止状態の電圧は12.7V。
エンジンを始動すると13,3Vまで上がる!
オルタネーターが元気なら14V位までは出ていても良いのだが、少し弱ってきているかも!!





オルタネーター交換依頼の為、UBTに連絡するが不通!

仕方ないので、会社から車で20分ほどの距離にある前々から気になっていたベンツ専門工場にSLを入庫して交換してもらった。

















バッテリーは34-PC1500へのままで交換後のテスト走行に出発。
ASR点灯も無くなり、いつも通りのパワーも復活。


やはりオルタネーターが弱っていて、発電量が少なくなってバッテリーを消耗していたのか!?


一応、取り外したLB1700をODYSSEY専用充電器で回復充電してみたが、12.7Vまで回復。
その後24時間様子を見て再度電圧を計ると、12.6Vで電圧をキープしている!?


んっ、バッテリーはまだ大丈夫そうだ!

オルタネーターが弱っているにせよ、発電していないわけではない。
走行中にバッテリー上がりは・・・・!?!?

嫌な予感がして、昨日交換した新品バッテリーの34-PC1500の状況確認のため、SLのトランクフードを開けると、トランク内のライトが消えかかっている!!

どこかで電気喰ってるぞーーー!!!  暗電流だ!

暗電流の、トラブルシューティングは大変だぞ!

とりあえず上がったバッテリーの充電途中だが、気になって仕方がないので電圧の落ち方を調べてみた。






充電をやめると電圧がどんどん下がって行く。
11.71V



11.64V




このあと1時間ほどで、10V近くまで下がってきた!


こりゃー専門に任せた方が良いね。


再度、オルタネーターを交換した工場にSLを入庫させ、後付けの電気製品や各ユニットを辿って行きながら原因を追
究してもらう。


早速調べてもらったところ、エンジンを止めた状態で電流を計ると・・・・・・・なんと・・・・・・・400mAの暗電流が!
しばらく様子を見ていたら、暗電流が800mA以上になった・・・との事・・・!!!!!

これじゃーバッテリーをいくら交換しても1日で上がってしまう!



翌日、工場から原因が分かったと連絡があった。
運転席側のシートコントロールユニットを外したら、電流が90mAになったそうだ!
それでもまだ流れている電流は多い。 通常は30〜50mAくらいのはずだ。
そこで助手席側のユニットも外したところ50mA位に落ち着いたとの事。

シートコントロールユニットを2個取り寄せてもらい交換してもらった。

左側のシートユニットが暗電流を800mAも作り出していたと思われる!
写真は原因部分のユニット。









交換後、工場より「一晩経っても暗電流は50mA以下で安定しているので問題解決」と連絡を受けたので引き取りに行った。

暗電流測定器で46mA。 正常値だ。





この会社、仕事が早いし、状況をこまめに報告してくれる。
修理工場って、こうじゃないとね!


2週間ほどこのままガレージで駐めておき、バッテリーが上がっていなければ問題解決。






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