W124 300E編 |
W124 イグニッションキーシリンダー交換 @ |
W124のエンジンをかけるため、キーをイグニッションシリンダーに差し込もうとしたが入らない!
何度かチャレンジするがまったく刺さらない!
シリンダーの穴をライトで照らしながら覗き込むと、何やら金属片のようなものが見える!
ピンセットでその金属片を摘んで取り除くとキーは入るようになった。 しかし、シリンダーの様子がおかしい!
グラグラしており、キーがすんなりとは入らない。 引っかかりながら入っていくという感じだ!
またいつ同じような状態になるかわからない!
シリンダーの交換が必要な状態だ!
とりあえず、CRCを注して部品が来るまでごまかしながら乗るしかない。
このW124は、現在約13万5千キロの走行距離がある。 このうち約10万キロが、俗に言う「チョイ乗り」と言うやつだ。
よって、イグニッションキーの抜き差しが非常に多い。
しかも、キーホルダーには、他のキーが沢山ぶらさがっており、シリンダーを重力で下に引っ張っている状態だ!
キーホルダーの重さを量ってみた。 260gもある!
これは500mのミネラルウォーターを半分飲んだ後のペットボトルの重さだ!
イグニッションキーシリンダーはヤナセにて単体で注文できるが、今回はフロント左右のドア及びトランクとグローブボックスを含めて、全て新品に交換する事にした!
ちなみに、イグニッションキーシリンダーのみなら2万数千円だが、車のキーシリンダー全てを注文すると6万数千円になる!
頼んだ後、後悔した。 イグニッションシリンダー以外は問題なく使える。
まあ良いか・・・! 良い事にしておこう・・・!
注文は、当然ながらドイツ本国へのオーダーになる。
納期は2週間ほどかかると言われたので、それまで何とかイグニッションシリンダーをもたせなければならない。
キーホルダーからW124のキーだけを外して、軽くしてシリンダーになるべく負荷をかけないようにしながら乗らなくてはならない。
今回だけではなく、今後もシリンダーに負荷をかける行為は禁物である。
10日後、新しい各シリンダーとキーが届いたので、満を持して交換作業に取り掛かる。
思ったより早く届いた!
まずはイグニッションスイッチのトリムカバーをマイナスドライバーでコジって外す。
次にキーを差し込んで、イグニッションONの状態(鍵を一個だけ回す)にする。
鍵は水平の状態になる。
真正面から見るとこの状態。 シリンダーに二箇所切り込みのような穴が開いている。
そこに専用工具を差し込む。
専用工具がない場合は、直径2ミリの針金を探して、先端の切れ角を70度に加工して作れば対応出来る。
工具の先端のアップ画像だ。
奥まで差し込んで、そのままの状態で引き抜けばズボっと外れる。
工具を差し込むと、シリンダーを留めている黒いプラスチックのポッチが押されて、シリンダーが抜ける仕組みだ。
後は逆の手順で戻していけばいい。
外したシリンダーは、二つに分解してしまっていた!
この画像で、金属が折れているのがわかる。
ちなみに、シリンダーユニット交換になると、もう少し面倒な作業になりそうだ。
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