【V8 AMG6.0の紅号を試乗する!】

2008/07/06

                      

                

                              Midnight25

 

 

Loversの副会長である紅男がV8 AMG6.0を購入した!

 

以前から、その気配はあったのだが、とうとう手に入れたか!!

先日のツーリングで、6.0Bob号やTommy号に軽く遊ばれたのが彼の決心を固めたのであろう!

 

昨日、行きつけの工場のリフトを2台借りて旧紅号から新紅号へのパーツの移植作業(二個一作業?!?!)を行ったらしい!

 

 

 

筆者も手伝いに行く予定にしていたのだが、急遽出張が入ってしまい手伝いにいけなかった!

もともと、旧紅号については、ほぼ完成型に近づいていたのだが、今回、AMG6.0の心臓を手に入れた事で最終完成型になったと言ってもいいだろう!

 

 

まったく・・・このECOの時代に・・・

5000ccの排気量でも大排気量車なのに、6000cc1000ccUPさせるとは・・・けしからん!

 

で、・・・本日、紅男が新紅号に乗って遊びに来た。

 

 

昨日の約12時間に及ぶ二個一作業でかなり疲れているようだが、表情は明るい!

作業を手伝ったメンバーのTommy、ご苦労様でした!

彼は、板金修理工場を経営しているのだが、普段はこのような大掛かりな作業には自分は参加せず社員に任せており、もっぱらPCでオークション車の売買に専念しているらしい!
今日は疲れきってダウンしているのであろう!

 

時間を見はからって、V8 AMG 6.0の新紅号をかるく試乗してみることにした。

 

アクセルを踏んで直ぐに感じたのは、軽さだ!

軽い!     軽い!      軽い!

交差点を右左折するときに、V12T号ならステアリングを「よっこらしょ!」ときる感覚が、この6.0は「アレレのレー!」てな具合に鼻先が切り込んでくれる!
コーナリング中にアクセルを踏み込んでいくと、T号だとアウト側に車が出て行こうとする挙動が顕著にあらわれるのだが、V8 6.0の紅号だとステアリングの切角通りにノーズがインに入っていく!
だからと言って、けっしてオーバーステア気味になる状態でもない!
限りなくニュートラスステアの状態が保たれている!

200kを超えるようなコーナリングでも、この足回りなら限界点はLovers車両の中でも最も優れていると言っても過言ではないと思う!

ここまでの状態にするまでに、先代紅号にかなりの投資をしてセッティングを煮詰めているからこそ、このような足回りが完成されているのだ。
この紅号には、筆者のT号が以前使用していたスプリングが組み込まれている。

思い起こせば数年前、筆者のガレージから強奪するかのごとく、ハグマン製のV12用前後スプリングを持ち去っていった背の高い髭のオジサンが紅男だった!
この背の高い髭のオジサンは、筆者のガレージを訪れては何かを物色して持ち去ろうとする。
このガレージには、ショックやスプリングが何本もゴロゴロしているのだが、捨てているわけではない! 置いてあるだけだ!
今日は、ガレージの棚に置いていた新品のMOTUL OILを勝手に持ち帰ろうとしていたが、今回は防御することに成功した!

 

さて、インプレッションの続きだが、ゼロからのフル加速テストでは、硬めの足回りにセッティングされているのにもかかわらず、リアが沈み込み一瞬ボンネットが持ち上がりながら加速していく!
加速速度はT号の7.2Lから生み出すトルクフルな加速の方が若干上回っているとは思うが、T号ではどんな加速をしても、ボンネットが持ち上がるような経験をしたことは一度も無い!
やはり、フロント車重の違いがはっきりと現れている!

 

全開状態からのフルブレーキングも、軽さが幸いしておりBrembo F50が生み出すストッピングパワーで充分だ! 強く踏みすぎるとABSが作動してしまう!

 

  

とにかく、車重が軽いとこんなに違うのかという印象が強い。
軽いと言っても1.8tはあるV8だが、V12に比べるとまるで別物である!
とにかく乗っていて楽しい!

  
V8 AMG6.0に以前から乗っているBobTommyは、こんなに楽をしていたのか!!

 


T号とのインプレ比較は、あくまでも筆者の感覚的な所感ではあるが・・・

 

加速

0k 100k トルクで勝るT号に軍配!

100 200  中間加速は引き分け!

200 250k 高速域になるとV12の特性を活かしたT号に軍配!

(今度、実際に並べて走らせてみようと思う!)

 

  

ブレーキング

言うまでもなく、紅号に軍配!

 

  

コーナリング

ワインディング STOPGOが多いワインディングでは、車重があるT号でもトルクで勝る点を活かせば同等に走れる!

        しかし、熱量があるT号は数分間で戦線離脱をしなければならない! 速度の割には高回転域を多用する為、特に夏場のワインディングでは10分ほどで水温が110℃を超えてくる!

 

高速コーナー (@@;) バケツに80%の量で水を入れて振り回すのと、100%満杯に入れて振り回すのでは、どちらが遠心力かかるのか!?

        200k以上のコーナリングでは、常にアウト側の壁に張り付きそうになるのを必死で堪えているT号に比べて、まだ無線機の送信ボタンに手を伸ばす余裕のある紅号に軍配!!  くそ〜〜!

 

 

  

う〜む、今までは、コーナーが多少辛くても、そこを辛抱しながらコーナーからの立ち上がり加速でV8 Lとと遜色無いコーナリングをしていたのに、今後は立ち上がり加速がほぼ同じであれば、高速コーナーでは遅れをとってしまう!

昔はコーナーのたびに後ろから紅号を無線で指導!?していたのに・・・
あの頃は、紅男は素直で可愛い弟子だった・・・
今では、背後から筆者を捲くし立てるように煽って来る!
ううぅ・・・昔が懐かしい!

 

 

パワーがあって車重が軽いほうが優位だし、乗っていて楽しいに決まっている!
では、筆者はなぜV12に乗り続けているのか!
それは・・・初めてSLを購入しようと物色していたときに、V8に比べてV12のほうが偉そうに見えたからである! 単純だ!
では、今はどう思っているのか!・・・
速くて軽いほうが良い!

  

V8 AMG6.0の中古市場をみてみると、個体差は色々ではあるが多少時間をかけて探せば程度の良い車両が見つかると思う!
特に、Tommyに頼めばオークション市場(Yahooオークションではない)で良い車両を見つけてきてくれるであろう。

 
だが、SL LoversでみんながV8 6.0になってしまっては面白くない!
直6・V6V8V12のラインナップがあり、それぞれの特性があってこそ面白いのだ!









2008/07/某日

 

UBTに注文してあったT号のリアスプリングが出来上がったので、取り付けにUBTに行った帰り道、紅号と2台で首都高目黒から3号渋谷線経由で東名高速の横浜町田まで走った!

首都高を走りながら紅号の後から挙動を見ていたが、先日筆者が紅号を試乗した時に体感したとおりのフットワークを見せていた。
東名に入り3車線になると、120kくらいの速度から紅号が一番左側の車線に移り全開モードに入った!
筆者も3速にシフトダウンし、直ぐにそれに追随する。
紅号との距離がみるみる縮まって、一気に前に出る! 道はゆるい右カーブだ!
T号はそのまま追い越し車線に移り、床が抜けるほどアクセルを踏み込む!
程なくして、T号は250kで作動するリミッターにぶち当たった!
あとで聞いたのだが、紅号はこの時にはまだ250kには到達していなかったそうだ。
中間加速から250kまでの加速状態では、新紅号よりT号のほうが上だった!

なんとか、UBT製・V12 AMG7.2HWAのスポーツカムシャフト付きのT号が面目を保った!
万が一にも紅号に引き離されようものなら、鬼の首を取ったかのように、ずーーーと紅男に「のろまのT号!」と言われ続けられることになっただろう!

よかった。 ホッ!

 

文章で書くと余裕で紅号を引き離したかのように感じるかもしれないが、実際にはそんな余裕などまったくなかった!
心臓がバクバク! アクセルを踏みつける足はプルプル・ワナワナと震えていた!(汗;)

久々に興奮したので、身体に悪い!

さーて、今日は早く寝て、良い夢でも見よう!


                  zzz・・・



 

               


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