２０１８年７月


フルOH後のＷ１２４ ３００Ｅで遠出をした際に、友人のW２１０ E３２０と一緒に走ってみた。
加速・最○速・コーナリング等の違いを比べてみた。

Ｗ１２４　３００Ｅのスペックは、直列６気筒　ＯＨＣ　２，９６０ｃｃ　４速ＡＴ
最高出力１８５Ｐｓ　最大トルク２６．５ｋｇ・ｍ

Ｗ２１０　E３２０のスペックは、直列６気筒　DＯＨＣ　３，１９９ｃｃ　５速AT
最高出力２２０Ps　最大トルク３２．１ｋｇ・ｍ

タイヤは３００Ｅのノーマル１９５/６５Ｒ１５　に対し、Ｅ３２０は２４５/４５Ｒ１７を履いている！
また、３００Ｅは左前のショックが抜け始めているが、エンジンはフルＯＨ後でピストンはオーバーサイズピストンを作って組んであるので、排気量は３Ｌ位にはなっていると思う！
エンジンはすこぶる調子が良い！　絶好調だ！

相手にとって不足はない！！


先ずはＷ２１０の斜め後ろから車の挙動を観察。
直線が少なく、コーナーが多い、更に高速コーナー途中で段差があり、車が跳ね上がるような高速道路だ。

Ｗ２１０の足はしなやかで、ロールも適度。
バンプした後の着地も１回でおさまっている。





快適に走り続けるＷ２１０　Ｅ３２０。
かなりの余力を残して走っているので、３００Ｅで距離を詰めて後ろから突っついてみた！





高速コーナーへ突入！
かなりのスピードだ！
３００Ｅを振り切るつもりだな！

だが、そう簡単には引き離されない！





ロール量も適度で良い感じにコーナリングして行くＥ３２０。
アウト側から観察を続ける。
３００Ｅは左前側のショックが抜け始めているので、コーナー途中でバンプすると着地時に左フロントタイヤがフェンダーのインナーに擦れる音がする！

両車ともコーナーだけなら限界点はもう少し上だが、いきなり出てくる段差で車が跳ねる為、余力を残しておかなければならない。
よって、コーナリングは両車共に差が出ない！





次に少し長い直線になったので、多分Ｅ３２０はアクセルを全開するだろうと予測。
案の定、全開しだした！
３００Ｅも全開だ！





だが、悲しいかな、ここではＥ３２０に軍配が上がる！
３００Ｅとの距離がどんどん開いて行く。






Ｅ３２０から見た画像だ。
前方に車が見えてくると減速をしなければならないが、これだけ前方がクリアだと、減速するまでに□１０ｋｍを超えて行く！






いっぽう、３００Ｅでは、その速度域に達するまでには、まだまだ距離が必要だ！
Ｅ３２０と同じ時点で、速度は２０ｋｍ下だった。
おーい、待ってくれ～～！！

３００ＥのフルＯＨ後のエンジンは、トルク感も出ており回転の伸びも滑らかに吹け上るので、すこぶる調子がいい！
デスビキャップとローターはＯＨ時に交換しているので、イグニッションコイルも交換しておけばよかった！
おそらくもう一段伸びが違ってくるだろう！

だとしても、直線でＥ３２０に追いすがるのは、ちと無理だな！





途中のＳＡでの給油中にＥ３２０の前輪タイヤを見たら、タイヤのショルダー部分をかなり痛めている状態に見える！
おそらく、空気圧が足らないのだろうと思う！

空気圧を簡易ゲージで計ったら、２．２ほどしか入っていない！
タイヤはかなり温まっているのに、これでは少なすぎる。
取りあえずＥ３２０のタイヤの空気圧を２．４５ほどに高めて、走行を再開する。





すると、しばらく走ったのちに無線で「ハンドリングが全然違う！」と言ってきた！
「３００Ｅをコーナーで抜けそうだ！」とブチかましてきた！







無線の声にも余裕がある！　　本当にコーナーで余裕が出ているのだと思う！
しまった！！　　調子に乗せるとどこまでも上っていく奴だった！





Ｅ３２０のタイヤの空気を１．５位にしておけばよかった！





３００Ｅは後半は左前輪のショックが更に抜けている感じで、○６０ｋｍの右コーナリング中に車体がアウト側に出てしまい、慌てて修正したが姿勢を乱すありさまだった！
その直後に、Ｅ３２０からの無線で「今、滑ったやろ！！」と言ってきた。
声の調子が少し嬉しそうに聞こえた！





１９５/６５Ｒ１５のエコタイヤでここまで頑張った筆者は凄ーーい！！

次回、タイヤはスポーツタイプの２１５/５５Ｒ１６に替える事にした。
１６インチホイールは、このＥ３２０のオーナーの家から持ち帰ったので、既に手に入れてある。
オーリンズ製の２０段調整式ショック前後・アッパーマウント・ロアアーム前後・タイロッド等も既に準備は完了している。
あとは少し涼しくなったら交換作業をして、直線は無理でも高速コーナーやワインディングで、Ｅ３２０に「マイッタ！」と言わせよう！