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【1996年 VOLVO 850 R】
私の足車として、また、家族で乗る車としてセドリックを持っていたが、後部座席に子供が乗ると直ぐに車酔いしてしまう。
家族で遠出をする時などは、非常に困ってしまう!

昔、インターテックで空飛ぶレンガと呼ばれて活躍したVOLVOが私の脳裏に焼き付いており、いつの日かVOLVOのオーナーになりたいと思っていた。
なんで弁当箱をひっくり返したような形の車があんなに速いのだろうと当時は思っていたものだった。

早速、妻を連れてディーラーに車を見に行く。 その時に目に止まったのが赤のVOLVO850Rだった。
ボルボは、圧倒的にワゴンが人気があるのだが、私はセダンの方が好きだ!
剛性もセダンの方が高く、運動性能も上の筈である。
ファミリーカーとして購入するのだから、Rでなくても十分だと思うが、どうせ買うならやはりRだ! 後で弄る楽しみがある方が良い!

DOHC・横置き直5気筒20バルブ・インタークーラー付ターボチャージャー・2318cc・240ps・30.6kgm

GarageLifeでも紹介しているが、このボルボにもマフラー・VST車高調・OHLINSショック・ビッグスロットル・タワーバー・エアフィルター・アースイング・70用ブレーキ・ブレンボ等、いろいろなチューニングをしてみた。

タワーバー・マフラー・ビッグスロットル・エアフィルター・アースイングについては、効果として体感できたのはエアフィルターの装着だった。
また、顕著に効果があったのは、ブレーキ交換だった。

車体の大きさも丁度よく非常に楽に乗れる車だと思う。
当分の間はこの車に乗り続けるつもりだ。

 











【1996年 JAGUAR XJR】

私は綺麗な車が好きだ。 このジャガーを見た時に初めてSLを見た時と同じような感動を覚えた!

それまで乗っていたサンダーバードとカリブを売却し、ジャガーXJRを購入する事にした。
直6・DOHC・インタークーラー付スーパーチャージド・4000cc・325ps・52.2kgm

このスペッスはSLまでとは行かないが、4ドアセダンとしては十分すぎるほど速く美しい車だった。
美しさだけならSL以上だと個人的には思っている。
このジャガーXJRを手にしてからは、SLに乗る機会は殆ど無くなってしまい、どこに行くにもジャガーを使っていた。

札幌に家族旅行に行く時もこのジャガーで東北を回りながら2週間程かけながら旅行を楽しんだものだ。

この旅行時に東北道を走っているときの事、アリストが前方の追越し車線を走っていた。
後ろに追いついてしまったが一向にどく気配は無い。
左側の走行車線から追い抜こうと思い車線を変更すると何を考えたかこのアリスト君は猛然とダッシュしだした。
同乗している家族は皆昼寝中で、私も法定速度をちょっとオーバーする位の速度での走行が続いていたので、ちょうど飽きていた頃だった。
待っていましたとばかりにアクセルを踏み込んだ!

速度が★00キロに達する手前で妻が異変に気付き目を覚ます! 
怒られるかと思ったが、「前の車、結構速いね!」と目ボケている。
私は「そうだね!」と一言いってアクセルを踏みつづけた。
いつもなら■60キロ以上出すと怒り始める妻が、この速度域でも怒らないと言うのは、ジャガーXJRの高速安定性が高い次元にあると言う事だ!
SLならば■60キロで怒られていただろう! しかし、それはSLが超高速設定になっており、足回りも弄繰り回しているからであり、ジャガーのそれとは趣旨が違う。

アリストの後から離れず追随する事約10分、ようやく妻が怒り出した!
「いい加減にしなさいよ!」
悔しいが遊びもココまでか、と思った矢先にアリストが左側車線に車を移して速度を落とし始めた。ICはまだ十数キロ先なのだが・・・。
どうやら疲れてしまったのであろう!
とりあえず、アリストのルームミラーから消される事は無く、逆にアリストを消し去ってから速度を減速した。

ジャガーXJRはスタイル抜群な高級スポーツセダンである。
私のXJRはまったくのノーマル車ではあるが、へたなチューニングカーなど相手にならない!






だが、このXJRとの別れも何時ものように突然やってくる。
GOLFの帰り、土砂降りの雨の東名高速での出来事だった。

前日も仕事の終わりが遅くなり、この日は雨でGOLFのスコア−も良くなかった。
帰りの高速では睡魔に襲われる。
高速道路上には大量に降った雨が所々川のようになって流れている。
時速は■60〜■80キロ位だったと思うが、半分寝ているような状態だったので良く覚えていない!
突然、「ゴヮーーーー」という音が鳴ったと思ったら、次の瞬間、車が中央分離帯の方に向き始めた! 慌ててアクセルを戻しカウンターを当てるがステアリングは小指でも楽に回るほど軽く動く!
そのまま分離帯に激突するかと思ったが、今度は向きを変えて左側車線にノーズを向けだした!
そのまま3車線を一気に横断し回転しながら後部から山の側壁に激突し跳ね返るように一度は高速道路上に戻るが、そのまま回転しながら再度側壁に今度はフロント側から激突して止まった!

ハイドロプレーニング現象が起こったのだ!
水の上にタイヤが乗って滑っている状態なのでステアリング操作やアクセル操作は一切効かない!
幸いにも他の走行車両を巻き込まないで単独事故ですんだから良かった。

ジャガーのフロントとリアは潰れ、ホイルは衝撃でハブにナットで止まっている箇所を残して回りはすっ飛んでしまっている。 高速道路上にはジャガーの破片とGOLFクラブが散乱していた。

全損だった!

3車線にわたりクラブやジャガーの破片が散乱していたので公団が来るまで当然通行止めになった!
回りの車からは白い目で見られながら、土砂降りの雨の中を傘も差さずに一人で破片やクラブをかたづけ回りながら、とても恥ずかしい気持ちでいっぱいになったのを今も覚えている。

これだけの事故ではあったが、私には怪我は無かった。
ハイドロを起こし、3車線を一気に車が回転しながら側壁にぶつかるまでの間不思議とパニックにもならず 非常に冷静にぶつかるまでの状況を全て把握しており、記憶はすべてある!ぶつかる瞬間にも今回怪我はしないな!と感じていた!
別に度胸があるとか冷静沈着な判断力があるとか言う物ではない。
ただ、この時不思議と車の挙動を感じる事が出来て、冷静に居られたのは何故かわからない。

翌日の新聞の片隅にでもこの事故の事が出ているかと、ヒヤヒヤしながら新聞を見たが、出ていなかった。 高速を一時的に通行止めにするくらいの事故ではあったが、怪我人がいなかったので新聞には出なかったのか!?
いずれにしても、ホッとした!

私の性格上立ち直りも早く、直に車両保険で新型ジャガーXJRのV8・375psの購入を考えたが、妻から「少しおとなしくしていたら!」と言う命令とも取れるお言葉を頂いたので、反省の意味も兼ねて、車の購入は暫く控える事にした。

この日から暫く休んでいたSL・T号が再び復活する事になる。






【1996年 セドリック・ブロアム2000Turbo】
セドリックの画像
知合いが自宅の裏庭に捨てていた車があった。
塗装はボロボロで所々に錆が浮き出ており、タイヤは4輪中3輪がパンクしている。 内装はまだイケそうである。
バッテリーは完全にアガッテおり、車検は当然切れている。
走行距離はこの年式にしてはそんなに乗ってないなぁ〜と思った記憶があるので、7〜8万キロ位だったと思う。
年式は、何年だったか忘れた。

解体屋に引き取らせるのもお金がかかるしメンドクサイと言う事で、ここに数年間放置したままだったらしい。
エンジンも死んでいるだろうと思ったが、物は試しとバッテリーをケーブルで繋いでキーを回してみた。
15秒ほどセルが回ったかと思う頃、なんとエンジンがかかったではないか!!
その時私は変な感動を覚えて、思わず、「これクレ!」と言ってしまった!
相手はゴミを捨てる手間がはぶけたと二つ返事で了解してくれた。
と言う訳で、スクラップ同然のセドリックが我が家に来る事になった。

最初に新品タイヤを購入して、私有地内を少しばかり走ってみたが、問題なく走る! パッドはまだ残っていたがブレーキの効き具合が悪くOHが必要かもしれない。
すぐに板金屋で車検を取り、ついでに全塗装を30万でやらせた。
車検・修理・全塗装で、70万程かかってしまい、支払日の夜は後悔で悶々として寝れなかった。
それでも、スクラップにこれだけお金をかけたのだから、しっかり仕事をしてもらわなければならない。

このセドリックで湾岸のつばさ橋上を通った時に横風が強く吹いていた。
速度は■30キロくらいであったが、グニョグニョッという感じで腰砕け状態になり、とても怖い思いをした。 ショックが完全に抜けている!
車検を通した板金屋に頼んでショックとスプリングをオーダーしてしまった。 だんだんドツボにはまり込んでいるのを感じる。

その後もエアコンやオルタネーター等々、トラブルがあったが直しながら乗っていた。

ある日、千葉県の四街道で用事を済ませた帰り、交差点で信号待ちをしていたら、隣りに私の乗っているセドリックとまったく同じセドリックが止まった。 車高が低く、タイヤがフェンダーからはみ出ている! 窓はフルスモークを貼り白文字で当て字を使い漢字で訳のわからん事を書いている!
信号が青になり爆音をたてながら走り去って行ったが、な、な、なんとタケヤリマフラーだ!! この時代に…化石物である! 大笑いだ!!

でも、自分が乗っている車と同車種なのである!
違いは、タケヤリ・シャコタン・ワイドタイヤだけだ! いやいや、あの訳のわからん白文字も違うぞー! でも同車種だ、なにか複雑な心境だった。

スクラップ車を直しながら乗って、全開すれば■70キロまで出るようにしたのだ! 愛着がわかない筈がない! 結局、2年間乗りつづけた。
このセドリックは、再度車検を通した直後に前述の板金屋に引きとってもらった。
現在も代車として元気に活躍してくれてればいいが…。


私は自分が乗ってきた車を手放す時の前夜に必ずやる事がある。
それは、濡れタオルを持って車内の隅々まで綺麗に磨けあげる作業だ。

これは本当の話しだが、感謝の気持ちを込めて磨きながら一緒に過ごした日々を思い出し、「今までご苦労様、ありがとう、次のオーナーにも可愛がってもらえよ!」と話しかける! 私にとって車は、ただの機械ではなく友人と同じなのだ! 毎回だが悲しい夜である!


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